収納スペースを増やしたいときや、カーテンの代わりに目隠しを設けたいときに便利な突っ張り棒。
ところが、いざ取り付けようとすると「長さが合わない」「何度取り付けても落ちてしまう」「高い場所に設置できない」と困ることもあります。
突っ張り棒は、種類によって正しい取り付け方が異なります。取り付け方を間違えると、しっかり固定できず、落下する原因になることもあります。
この記事では、突っ張り棒の正しい取り付け方や、うまく固定できないときの確認ポイント、自分で作業するのが難しい場合の対処法を紹介します。

突っ張り棒には2つのタイプがある
突っ張り棒は、大きく分けると「バネ式」と「ジャッキ式」の2種類があります。
見た目が似ていても、固定する仕組みが違うため、まずは手元の突っ張り棒がどちらのタイプなのか確認しましょう。
バネ式の突っ張り棒
バネ式は、パイプの内部にあるバネの反発力を利用して、壁と壁の間に固定するタイプです。
比較的軽い物を掛けたり、簡易的な目隠しカーテンを取り付けたりするときに使われます。
取り付ける幅よりも少し長く伸ばしてから、押し縮めるように設置するのが基本です。
ジャッキ式の突っ張り棒
ジャッキ式は、パイプの長さを調整して固定したあと、端にあるグリップなどを回して壁に圧着させるタイプです。
バネ式とは取り付け手順が異なり、長さを固定するネジが付いている製品もあります。
衣類などを掛ける収納にも使われますが、使用できる重さは製品によって異なります。掛けたい物の重さに合った製品を選び、表示されている耐荷重を守りましょう。
バネ式の突っ張り棒の正しい取り付け方
一般的なバネ式の突っ張り棒は、次の手順で取り付けます。
1. 取り付ける場所の幅を測る
まず、突っ張り棒を設置したい場所の幅を測ります。
製品には取り付け可能な幅が表示されているため、その範囲に収まっているか確認しましょう。
取り付けたい場所の幅が製品の対応範囲を超えている場合、無理に伸ばして使用することはできません。
2. 取り付ける幅より少し長めに伸ばす
パイプを回して長さを調整し、取り付ける場所の幅よりも数センチ長く伸ばします。
何センチ長くするかは製品によって異なるため、取扱説明書の指定を優先してください。
最初から設置場所の幅ぴったりに合わせるのではなく、少し長めに調整しておくことがポイントです。
3. バネを押し縮めながら設置する
伸ばした側の端を壁に当て、反対側を押し縮めながら、取り付けたい場所にはめ込みます。
このとき、突っ張り棒が水平になるように調整します。
取り付けたあとは、軽く押して固定状態を確認しましょう。簡単にずれたり落ちたりする場合は、物を掛けずに取り付け位置や製品の適合サイズを見直してください。
※製品によって構造や手順が異なる場合があります。必ず付属の取扱説明書も確認しましょう。
ジャッキ式の突っ張り棒の正しい取り付け方
ジャッキ式は、長さを決めてから圧着するのが基本です。
1. 固定部分を緩めてパイプを伸ばす
長さ固定ネジを緩め、取り付けたい場所の幅に合わせてパイプを伸ばします。
製品によっては、グリップを所定の位置に戻しておく必要があります。取り扱い説明書を確認してから作業を始めましょう。
2. 長さ固定ネジを締める
必要な長さに調整できたら、長さ固定ネジを締めてパイプを固定します。
ネジが十分に固定されていないと、使用中にパイプが縮んでしまうおそれがあります。ネジの締め方や固定位置は、製品の説明書に従ってください。
3. グリップを回して壁に圧着させる
両端を設置場所に当て、グリップを回して固定します。
最初から強く締め込むのではなく、いったん仮固定して棒の傾きを整えたうえで、製品の指定に従って圧着させます。
固定できたら、ぐらつきやずれがないか確認してください。
なお、壁が弱い場所や凹凸のある場所では、正しく取り付けても十分な強度が得られない場合があります。壁を傷めるおそれもあるため、無理に締め付けないようにしましょう。
突っ張り棒が落ちてしまうときの確認ポイント
正しい手順で取り付けても、設置場所や製品の選び方によっては落下することがあります。
何度も落ちてしまう場合は、次の点を確認してみましょう。
取り付ける幅と製品のサイズが合っていない
突っ張り棒には、それぞれ取り付け可能な幅があります。
対応範囲の端に近いサイズで使用する場合も、製品によって固定力が異なります。取り付け場所の幅を測り直し、サイズが合っているか確認しましょう。
壁の表面が滑りやすい、または凹凸がある
突っ張り棒は、両端のキャップと壁面が接することで固定されます。
壁面に凹凸があったり、滑りやすい素材だったりすると、十分に固定できないことがあります。
また、石こうボードなど、壁の強度が十分でない場所では、突っ張る力によって壁が変形するおそれもあります。
壁の強度が分からない場合は、無理に取り付けず、設置できる場所かどうかを確認しましょう。
掛ける物が重すぎる
突っ張り棒には耐荷重が設定されています。
掛ける物の重さが耐荷重を超えていたり、物を一か所に集中して掛けたりすると、落下する原因になります。
洗濯物や衣類などを掛ける場合は、製品の耐荷重を確認し、余裕を持って使用しましょう。
取り付けた棒が水平になっていない
棒が傾いた状態では、安定して固定できない場合があります。
取り付け後に傾きやぐらつきがないか確認してください。
ただし、何度調整しても落ちてしまう場合や、壁が変形している場合は、繰り返し取り付け直すのではなく、使用を中止して原因を確認することが大切です。
自分で取り付けるのが難しいときは?
突っ張り棒は手軽に使える一方で、取り付け場所によっては作業が難しいこともあります。
例えば、次のような場合です。
- 高い位置に取り付けたい
- 押し入れやクローゼットの中に設置したい
- 長い突っ張り棒を一人で支えられない
- 何度取り付けても落ちてしまう
- どのサイズを選べばよいか分からない
特に、高い場所での作業は、無理な姿勢になったり、脚立から転落したりする危険があります。自分で作業するのが不安なときは、無理をしないようにしましょう。
また、突っ張り棒を取り付けたい場所の壁が弱い場合や、製品の設置条件に合わない場合は、取り付け作業そのものを見直す必要があります。どのような場所でも設置できるわけではないため、事前の確認が欠かせません。
突っ張り棒の取り付けに困ったら便利屋ムゲンダイナへ
「自分で取り付けようとしたけれど、うまく固定できない」「高い場所への設置が難しい」といったお困りごとはありませんか?
便利屋ムゲンダイナでは、ご自宅でのちょっとしたお困りごとについてご相談を承っています。
突っ張り棒の取り付けについても、設置場所や作業内容を確認したうえで、対応できるかどうかをご案内します。
通常の室内への取り付けだけでなく、押し入れやクローゼットの中、高い場所などについても、状況によって対応できる場合があります。
ご自身での作業が難しいときは、無理に取り付けようとせず、まずはお気軽にご相談ください。


